ロッドアートの勝手な解釈の
釣 り の 用 語 集



棚ボケ

棚とりをしているつもりでも、上手く棚が合わないで、釣果が低迷してしまうことをいいます。
 
底モノ釣(吹流し仕掛け)ではよくある話です。魚の活性、波、うねり、海底の状態、潮の流れ、風吹き方 等など棚を決める要素は沢山あります。
 
しかもその要素は、一定ではありません。むしろ、常に変化していると考えるべきでしょう。
 
棚を決める要素が常に変化しているのだから、当然、棚とりの仕方 も 変えていかなくてはいけないはず!
 
棚ボケの一番の原因は、変化に気づかずにいることです。
 
「常に仕掛けの状態を想像し、変化を見極め対応する」ことが、棚ボケ防止になることは判ってはいるのですが、目でみえる、変化ばかりではないので始末におえないところも大いにあるのです・・・
 
基本として、物理的な面は、押さえておく必要があります。中でも仕掛けについては、良く知っておく必要があります。
 
仕掛けの状態は、ロッド調子 や 仕掛けバランス などと密接な関係があります。 とりあえず、仕掛けだけを考えてみましょう。
 
一例をあげてみますが、
 ★ハリス号数や種類が変わると、仕掛けはどうなるのか?
★ハリスの長さが変わると、仕掛けはどうなるのか?
★針の号数や種類が違うと仕掛けはどうなるのか?
★枝針のある仕掛けの場合、結節部分のサルカンの号数が変わるとどうなるか? (またはサルカンなしで結んだ場合は?)
★餌の種類、大きさによってはどうなるのか?
★餌の付け方によってはどうなるのか?等など 
 
現場では、この辺りのことをふまえた上で、ロッド長さや調子、波質、操船 などなど 他の条件を 加味して、状態を想像し、棚を探るわけです。
 
棚ボケは、時として プロの船長でさえ苦しめます。複数条件の組み合わせの謎解きであり 且つ 個々の条件に程度がある為、その組み合わせたるや、無限大になってしまうからです。
 
一言で、「今日は魚に食い気がない」 と 片付けてしまえばそれまでです。
 
しかし、本当にそうなのでしょうか・・・「棚ボケ マジック」 に 陥っているのでは・・・



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